ドイツ留学時代(1)

ドイツ留学時代(1)

ドイツ留学風景 ドイツ留学風景
なぜドイツにいったかというと、その当時流行でもありました。みんなが行っているアメリカやイギリスにはいきたくないという気持ちもありました。

ドイツ人は基本的に日本人と日本が好きです。東洋の小さな国で経済大国。茶道や生け花の独自文化も発達している。
言葉が通じないけど行ってみたい・・・ということで親日家が多く、フローリスト業界でも多くのドイツ人が日本にデモンストレーションに来ていました。
ドイツは英語圏じゃなくて行ってる人も少ないみたいだし、いろんな有名な人もきてるみたいだからドイツに行ってみよう!ということになりました。

フローリスト業界のかかわりから日本も花業界先進国ドイツから技術や資材を始め多くのものを取り入れています。
最近ではフローリストの認定試験の半分がドイツ式に変わりました。
ドイツは花の消費量が世界3位に入る国で花を生けることに関しては理論が確立していてわかりやすいということもあったと思います。
ヨーロッパに初めて行ってそのままドイツに留学してしまったわけですが、言葉は基礎の基礎くらいをやっていったのですが、はじめは聞き取りがまずできなくて苦労しました。

学校はバイエルン州にあるミュンヘンから電車で1時間ほどのところにあるフライジングという街にありました。
こじんまりしていて古い街です。世界で最古のビール醸造所もありビール会社の人も何人か来ていました。
学校は各1クラス2学年で1クラス20名程度でした。とってもアットホームな学校で先生のことはあだ名で呼んだり敬語を使わないで話したり・・(礼儀がなってないんじゃなくて、先生がそれでいいっていうんです!)誰かが誕生日のときはカフェルームにみんなが1品づつ作ってきたビュフェが並びます。
そしてみんなから小さなプレゼントが渡されるのです、とっても素敵でしたが、月に少なくても2回くらいはビュフェがあり食べ過ぎる傾向がありましたが・・。

授業はそんなアットホームな感じとは対照的に質問がたくさん出たり、みんなしっかり学んでいました。
特に実習は花を集めるところから始まり、1日かけて1つの作品を仕上げていくものでした。
どんな花材を、どんな動きのものを、どんな活け方で、どのようなコンセプトでいけるのか・・・・花と向き合い、花を扱うってどんなことなのかじっくり考えさせられたと思います。

 フローリストとして花と向き合う時間が持てたことを貴重な経験だと思っています。
ヴァイエンシュテファンでは特に植生的な活け方という、世界で唯一の活け方を教えています。
最近は日本でもヴェゲタティーフ(ヴェゲタ)という言い方でなじみのある人も居ると思います。
理想的な自然の再現といつも私は言っていますが、本当に見ていて飽きない、本当の花を感じられるような生け方です。
華やかさはないけど自然で素朴な感じの中にふか~いものを感じます。

授業内容は花屋に必要なすべて!で、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。(カリキュラム参照)
PCはこのときにドイツで初めて習いましたが結構役立っています。簿記も初めてドイツで学びましたが、なかなか面白いものでした。
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